SEOに欠かせない存在なのは被リンクなのだけど、この被リンクには「否認ツール」が用意されているほどデリケートな物だという事を忘れてはいけない。
被リンク集めに必死になるにはいいのだけど、被リンクの取扱いを間違えると一気に逆効果になる事があるという事を覚えておかないとおけない。
今回は被リンクを全て自分のドメインパワーに変換するとても重要な内容。これを知っておかないと本当の意味でSEOは行えない事になる。
被リンクのURL正規化を確認する
例えば自分のサイトドメインが以下だとする。
ここに被リンクを貰えれば、このドメインへの被リンクとして成立する。
しかし、
に被リンクを貰った場合はどうなるかというと、まったく別サイトとして評価されてしまう。「https://fukugyounosusume.com/」の評価は一切上がらない。
こういう事態を防ぐ為に必要なのが「URL正規化」で、ユーザーの為にもSEOの為にもなるとても重要な物。
基本的なURL正規化方法
URL正規化は自分のサイト構成をきちんと理解してから開始しないと間違った指定をすると逆効果になる。
今回は例として、
を自分のメインとなるドメインと仮定して考えてみる。
http://www.fukugyounosusume.com/
https://www.fukugyounosusume.com/
これらに被リンクをもらってしまった場合でも、きちんとメインのドメインに被リンクパワーを与える為に必要なのは「URLリダイレクト」と「canonical」になる。
htaccessファイルでURLリダイレクト
URLリダイレクトは、意図しないURLにアクセスされた時に、正常なページに転送する処理。
wwwがついてアクセスした場合に、wwwなしのURLにリダイレクトさせるには「.htaccess」ファイルに以下を追記する。
#wwwなしのURLに正規化する
RewriteEngine on
RewriteCond %{HTTP_HOST} ^www.○○○.com
RewriteRule ^(.*)$ http://○○○/$1 [R=301,L]
https://www.fukugyounosusume.com/index.phpにアクセスした場合に、index.phpなしのURLにリダイレクトさせるには以下。
#index.phpをなしに正規化する
RewriteEngine on
RewriteCond %{THE_REQUEST} ^.*/index.html
RewriteRule ^(.*)index.html$ http://○○○.com/$1 [R=301,L]
これで、基本的なURL正規化はできた事になるのだけど、ここからが肝。
意図しないパラメーター付きURLを正規化する
意図しないパラメーターというのは、
というようにURLの後ろにわけのわからないクエリが付与されているURLの事。
例えば自分が想定していないパラメーターがつけられて被リンクをもらった場合、検索エンジンはそのパラメーターを含んだURLをインデックスしようと試みる。
でも、表示されるページは同じ内容。
つまり、「重複コンテンツ」となる。
しかも、このパラメーターは誰でも簡単に文字列を変えるだけで無限に増殖できることになる。悪意をもってわざとパラメーターをつけた被リンクを量産された時は、むしろ被害になってしまう。
そんな時の為に「canonical」を使ったURL正規化を行っておく。
canonicalでURL正規化するメリット
canonicalは、どのURLが一番重要なURLかを検索エンジンに教える事ができるタグ。
「headタグ」の中に以下を記述する。
<head>
<link rel="canonical" href="https://www.fukugyounosusume.com/">
</head>
すると、以下のような意図しないパラメーターがついたリンクも全て「https://www.fukugyounosusume.com/」に統一する事ができる。
https://www.fukugyounosusume.com/?serach=meta&device=m
https://www.fukugyounosusume.com/?meta
これらの被リンクは全て実際に海外からリンクされてた一例。
もしもcanonicalが設定されていないと「重複コンテンツ」となってしまう可能性が生まれる。
そして、この記事を書いている段階では私はトップページにcanonicalを設定していない。まぁこのブログは実験の延長にも利用するつもりだから、これでいい。
WordPressの場合はcanonical以外にもメリットの多い「All in One SEO Pack — WordPress プラグイン」などを利用すれば手軽にSEO効果が得られる。
プラグインはマイナーな物ほどリスクが高いし、アップデートについていけない傾向があるけど、利用者もかなり多いプラグインというのも安心。
被リンク効果を最大限高める方法まとめ
WordPressのおかげで意識せずに、基本的なSEOは自動で行われるようになってきたけど、こういったサイト設計や構成は個々変わってくる。
だから、任せきりではなく少しだけでもSEOの事を知っておかないと「デメリット」にもなってしまう事を覚えておきたい。
今回紹介したURL正規化のリダイレクトとcanonicalは被リンク効果を最大限利用できる反面、使い方を間違えると自分の首を締める事になるので注意して取扱いしないといけない。
複業革命という生き方を選ぶ勇者へ。