趣味ブログが圧倒的に稼げない理由はテーマを間違えている

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趣味を題材にしたブログは本当に稼げない。

俺は10年以上前から色々なサイトやブログを作ってきて思うことは、趣味のサイトはほとんど稼げなかったってこと。

こうやって聞くと「どうせ需要のない趣味がテーマだったんだろう?」と思うかもしれない。そういう風に思った人は中々センスがあると思う。なぜなら、趣味のサイトをすすめてくるブログやメディアの口癖は「好きを活かしてお金を稼ごう」だからね。好きの上にお金を置く考え方が当たり前になっている。

あのYoutubeで大成功したヒカキンだって、もう好きな事をしばらくはできていないんじゃないだろうか。好きな事をしていたら成功しちゃった話と、成功する為に好きな事をするのはまったく違う。それが核心にある。

「お金が稼げるから好きなことをやっていられるんだよ」

つまり、複業ブロガーならばお金の上に好きを置かなければ、ほとんど成功しないのに、まずはブログを続けるモチベーションとマインドで見切り発車を切る。もちろん嫌いな事じゃどうせブログが続かないから、こういう意見もわかるんだけど、最終目的を忘れすぎていると思う。

今回はどこかの誰かが趣味ブロガーになる前に稼げない理由とテーマ選びについて考察しておきたい。

趣味ブログを作る前に現実を知る

右をみても左をみてもブログブログブログの時代に、急に思いつきではじめたブログが日の目を見る事は少ないのが現実。多分5人ぐらいが毎日「俺がブログ王になる」という意気込みでブログを立ち上げてると思う。適当だけど。

アフィリエイターの場合は9割以上が月に5,000円以下なんていう情報が昔からあるけど、これも今では大きく変わってもっと稼げている人がいる。


PDF 特定非営利活動法人 アフィリエイトマーケティング協会

でも、これはアフィリエイトが注目されてから、惰性で続けている内に5,000円を超えちゃったという人もいるだろうし、2つ目のブログを作ったり、作ったコンテンツ蓄積された結果もあるだろうと思う。

時々、プロバイダに付属する古き良き時代のブログなんかだと、2007年から定期的に日記を書いてあるブログに行き当たる事がある。大半は途中で挫折しているけど、現在でも更新している猛者もいる。とても根気がいる事だけど、本人は完全に趣味だから苦になっていないんだろう。一部の固定ファンがコメント欄で和気あいあいとしている光景を見て、あぁ趣味だと心から感じる。

そして圧倒的に稼げない事を継続していると思う。その労力を少しだけ稼げることにシフトしていたら何十倍も稼げているのは間違いない。だから趣味ブロガーと複業ブロガーは完全に別物。

複業というからには本業が複数あるという意味なんだから、見切り発車でブログを作る前に、将来的にどんなブログになるのかをもっと鮮明に想像しておいてほしい。

稼げない趣味ブログというのは、共感しにくい日記が軸になってしまっている傾向が強い。ブログにファンを付けるのは戦略として外せないけど、ファンの絶対数がとにかく少ない。

稼げそうな趣味のテーマはすでに存在する

次に直面するのは、自分の趣味ブログを頑張ろうと思ってテーマを決めても、すでに見ただけで勝ち目がない事を悟るようなブログばかりに目が行くと思う。正直、真正面から挑んでも玉砕するのは予測が付く。

でも、そういう大手では決して真似できない事が個人の力だと可能になる。少し前に「保育園落ちた日本死ね!!!」というはてな匿名ダイアリーが社会現象にまでなったけど、団体や企業じゃこんなストレートな意見は世の中に打ち出せない。

まぁ少し極端な例だけど、個人の力を活かせば、勝ち目のないように見えるブログやメディアにも全然余裕で勝てるポイントも多い。最初からそのポイントを理解してブログを始めるのと、大手に真っ向勝負するのでは結果は180度変わる。

誰かがすでにやっているからブログを作らないという発想は、言い換えると「誰もやっていないブログを作ろう」と同等。つまり、そんな物はないってことになる。あったとしても需要がなさすぎて複業というラインまで引き上げる事はできない。

失敗っていうのは「諦めたら失敗」という格言

これは本当です。でも、稼げない趣味ブロガーがこの言葉を信念にどれだけ頑張っても圧倒的に稼げないと思う。俺がそうだったように「ブログは継続さえしていればいつか稼げるはずだ」なんて甘い物じゃない。

もしも趣味ブログを作って、アドセンスで月に10万円を目指したいと思うなら大体30万PVが必要なのだけど、当時の俺は30万PVにするのに2年かかって記事数は300を超えていた。そう、完全にテーマをミスってるのは明白。

でも、諦めたらそこで終了という格言のせいで、見切るということができなかった。もっと別のテーマなら300記事もあれば50万PVはあって当然というレベルだった。

ブログはまずは100記事の本当の意味

よく聞かれる言葉だけど、ブログを作ったらまずは100記事を目指そうという教えがデフォルト化している。これは、100記事書けば稼げ始める人なら頭ひとつ出てくる丁度良い段階なのだけど、100記事を超えてもまったく稼げない人が大多数

その頃になると、「ブログタイトル変えました」とか「ブログの方針をちょっと変更します」という人も増えてくる。これは自分が掲げたテーマに限界をきちんと感じて舵を切れた人に多い。それか迷走してる人。もちろん、テーマと自分の情熱がマッチしていれば、ブログの舵を切らなくてもこのテーマはいける!と確信に変わっているだろうと思う。

実際には50記事以下でどんどん挫折していくと思うし、たったの100記事を書くことすらできない自分に気付かせる効果もある。逆に100記事を達成した時には、知らない内にインプットやアウトプットの練習にもなっていたり、記事作りにも熟れてきているはず。

誰かに教わるのではなく独学しかないと知る

結局、趣味ブログというのは「自分の趣味だからネタが尽きる可能性が減る」ということと、「100記事書く練習の為の踏み台」としてとても優秀な存在とも言える。これは先人たちからの洗礼のような物なんだろう。

そこを超えて、自分で吸収できた物を振り返ると面白い。ワードプレスの知識やちょっとしたHTMLやCSSの知識、サーバーの使い方や、ライティングスキルの向上、ブログに集客する方法などが、ブログを始めた頃よりも増えている。

身についているのは自分で調べて実際に行った物だけだと気付く。失敗したりわからない事を一生懸命調べて解決したことは身につくけど、SNSで心に響いた言葉にいいねした物は数分で忘れる。

ブログの始め方、書く時のモチベーションやマインド、ワードプレスやサーバーの設定方法みたいな物はどこにでも書いてあるけど、「この内容をこう書け」までは誰も教えてくれない。仮にそんな物があったとして「いいや、俺ならこう書く」と思えるぐらいが丁度よい。

だから常に独学だし、学ぶことをしていかないといけない。たかがブログだろ?と思っている人たちから一步上に行くには面倒なことこそやる必要がある。

ここまできてある意味で趣味ブロガーのスタートライン。100記事書いただけで、それなりの収益がある人は超レアケースで大多数は高校生のお小遣い程度。

その辺にある趣味ブログと差別化できるのか

次のステップは、その辺のブログから脱出する所。熱狂的なファンを抱えたり、この人の言うことなら間違いないと思ってくれるような信頼を築いたり、趣味ブログの方向性が固めていきたい所。

自分が他人のブログを読んでいて「この人のブログは面白いからブックマークしておこう」と思う瞬間、なぜ面白いと思ったのか?どんな所に惹かれたのか?をメモしておくと、自分がするべきことと目標がもっとリアルになってくる

さらに、北海道在住のブロガーが沖縄の魅力を思い切り語るのと、沖縄で生まれ育ったブロガーが沖縄の魅力を思い切り語るのでは、読者に与える印象がまったく違う。

この心理を理解しておくと、自分の役割や自分の書くべきことが明確になる。趣味ブログに似たようなジャンルで雑記ブログというジャンルも存在するけど、向こうの記事では逆のこと言ってなかった?という人もいる。この不信感をもったら俺ならアフィリエイトのリンクは絶対に踏まない。

趣味ブロガーは自分の経験値以上の物は生めない

趣味ブログが大変なことは伝わったと思うので、実際に趣味ブログで稼ぐならどうするのかという話に移りたい。

趣味ブログを成功させるには、本当に自分がそのテーマでブログを作っても恥じないほど知識があるか?経験があるか?愛情があるか?という自問自答にYESが一つでもあることが大前提。俺が趣味ブログで稼げなかった理由の一つに、ネタが尽きて愛情が薄れて、それが記事に表れ始めたからっていう経験がある。その趣味をテーマにブログをやれるほどの経験が足りなかった

学生からブロガーになった人と、一通り社会経験をした人がブロガーになった人だと、同じ趣味をテーマにした時に、出て来る知識量が圧倒的に違うから武器になる。社畜を何年もやっていた経験を活かして人気ブロガーになった人もいる。

つまりは以下に当てはまる物が趣味ブログにふさわしいと思う。

  • これからそのテーマでずっと新しい経験をしていける自信があるか
  • もう酸いも甘いも経験してきたか
  • このテーマの愛なら誰にも負けない
  • このテーマを書いている時は楽しい

アフィリエイターだと、知らないことをガンガン調べてコンテンツ化して、どんどん良質な記事を出していくことも一つの仕事になるけれど、趣味ブログというのは経験以上の武器はないってこと。

例えば「現役純金採掘師が選ぶ本当におすすめの調理道具」と書かれていたら思わずクリックするけど「現役主婦が選ぶおすすめの調理器具」じゃインパクトは弱い。俺の場合は前者がグーグルの検索順位で下だったとしても開くだろう。

これは純金採掘師という経験が完全に勝っているから、ぶっちゃけ調理器具じゃなくてもなんでも売れるブログになると思う。自分の武器になる経験を知ってブログに落とし込めば実は稼げる趣味ブログは簡単。

趣味ブログが稼げない理由まとめ

最初に言っておきたいのは、趣味ブログは多くの人が稼げていないってこと。稼げない趣味ブログというのは結局、検索にも出てこないから自分が知らないだけ。基本的に表に出てくるのは成功者だけ。

ただし、最初からテーマや稼ぐための目標を持っていると話は変わってくる。趣味ブログほど個人の武器になる物はない。複業として趣味ブログは成立するし、参入障壁も低いからこんなにおすすめの物はない。

そして、好きをお金にするという綺麗事に騙されずに、お金の為に好きなことを選択するべき。真面目に想像してほしいけど、1年間毎日ブログを書いて月に1万円という状態で誰が幸せになるのか。その時に浮かんでくる台詞は「私はまだまだ」という謙虚な初心者ブロガー根性が抜けない状態。

どうせ同じ1年毎日ブログを書くなら月に10万、20万を目指して当たり前だし、そもそも皆なんで仕事してるの?という話になってしまう。お金の為でしょ?ってこと。アフィリエイトやアドセンスがなくても本当にブログをやりますか?って話。

見切り発車で趣味ブログを始める人が多いから、趣味ブログは稼げないという印象になってしまっているような気がする。まずはとにかく記事を書こうというのも間違っていないけど、最近の検索エンジンの動向を考えると、とにかく書いたよーという記事じゃ集客は難しい上に、情報の鮮度を保っていないと順位は下がる傾向にあるから、とにかく書いたよーという記事のメンテナンスにも将来的には時間を奪われる。

だから、最初から方向性と収益化への視点を外してはいけない。そういう記事の書き方は俺よりも上手に教えてくれるブログが沢山あるから参考にしてほしい。

ただし、それがお金を払わないと教えてもらえない情報ならば、立ち止まって深呼吸して舌をペロっと出しながら片目をつぶって自分の頭をコチンと軽く叩いてみよう。こっちの世界に戻ってこれるはずだ。

複業革命という生き方を選ぶ勇者へ。